衣装の地引き完了
『いちごlovery』、まためいちゃんのお着物の『地引き』ができました。

地引きとは広い面を均等に埋める作業のことです。
絹糸の輝きは素晴らしいのですが、このままだと上の模様が綺麗に刺せないので、これから『切り押さえ』という作業をして下の布に落ち着かせます。
胸から上のお着物部分はこの切り押さえ作業が済んでいます。
これをすることで輝きが増したり、影を表現したくて入れている他の色との境目をぼかしてグラデーションにしたりすることができます。
切り押さえ作業は正確に、精密にしていくものなので、なかなか気が抜けません。ただ、こういった標準化された作業は同じように手を動かすだけなので、やってみれば思ったより進みも早く、ストレスも緩やかです。
人によるかもしれませんが............。
切り抑えは今週中に終わらせたいと思っています。
それが終われば、かわいいいちご雪輪やいちご鶴を刺すことができます( ◠‿◠ )
来週には着物の模様に取りかかれるといいな。今からとっても楽しみです。
日本刺繍作家:石原 英(Hanabusa Ishihara)