白孔雀の羽根
今回刺繍する白孔雀の羽根。3種類のポイント部分はこんな感じで刺せました。
三日月のような先端、普通の孔雀と同じ目のような模様、そして白孔雀特有の目のない先端。
羽毛の柔らかい雰囲気を出せたと思います。(三日月だけは実物も硬そうです)
このポイント部分はなんとか皆刺すことができました。
白孔雀のボディがリアルに起き上がってきました。
けれど、これからレースのような細かい羽も刺し込まなければなりません。
だって、白孔雀って、こんな姿です。
ね、まるでウエディングドレスの花嫁みたいですよね♡
さすがにこんなには細かくできませんが、バランスよく美しく、気持ちの良い感じに刺していきたいです。
そして、こんなふうに刺しています。
手法は『まつり縫い』といいます。
柔らかいカーブを表現できるテクニックで大好きな手法です。
充分に経験している手法なので、サクサク進められると思っていたのですが羽の上下関係や質感、角度を考えながら刺すとやはり時間がかかります。
全体を見るとこんな感じ。素敵な躍動感が出てきて、とっても嬉しくなりました。
これ、アラベスクって言っちゃていいんじゃないかな、植物じゃないけど。
紅梅もまだまだたくさんたくさん刺さなければならないので、また孔雀の羽根と同時に刺していこうと思います。
日本刺繍作家:石原 英(Hanabusa Ishihara)