田園調布秀やさんとのコラボ刺繍展、終わりました
お知らせしていた田園調布 秀やさんとのコラボ刺繍展が終わりました。
遠方からいらしてくださったフォロワーの皆さま、本当にありがとうございました。ついでとはいえ、宮崎県から来てくださった方がいらして感激してしまいました。飛び上がらんばかりに嬉しかったです。SNS上のお付き合いでしたのに、実際に皆様にお会いすることができた幸せをしみじみ感じています。
こちらの写真の麗しいお着物姿の女性が秀やの女将さんです。真ん中の作品の「りんご守り」の帯を挟んで右側が私です。
そして、こちらが秀やさんの外観です。
ピンクの暖簾は秀やさんのコーポレイトカラーです。
反射しちゃっていますが、ショーウィンドウに飾られているのは私の愛猫モカをモデルにした『りんご守り』の帯!
田園調布の呉服屋さんのショーウィンドウを私の作品が飾っているなんて!
お店の奥には人間国宝のお着物や帯がディスプレイされています。
こちらの写真はショーウィンドウを覗き込んだ画像です。帯以外の作品も見えます。
中の様子も写したかったのですが、慌ただしく、なんとなく機会を逸してしまいました。
こちらの画像はすっかり終わって片付けているところです。
フットワークの軽いお茶目な女将さんはもう洋服に着替えています。
今回、制作過程の絵や道具、材料なども展示しました。
あるフォロワーさんから、『制作過程のデザイン画』を見てみたい、と言われたことがあるのですが、今回来てくださった方々も面白そうにご覧になっていらっしゃいました。道具や材料なども私からすればごく普通の当たり前のものですが、初めて見る方々は興味を示してくださって、こう言った展示方法もありかもと気付かされました。
記念写真を撮らなくちゃ!と慌てて二人並んだ女将さんの手にはイギリスのスタンプワークのアザミ、私の手にはノルウェーのハーダンガー刺繍のテーブルトップ。日本刺繍だけでなく、私の履歴として今まで経験した様々な刺繍も置かせていただきました。
3日間だけだったので慌ただしくあっという間でしたが、とっても楽しかったです(^ ^)
短い期間でしたので都合が合わない、とご連絡をいただいた方がいらしたことだけが気がかりでした。それでもわざわざご連絡をいただけたことがありがたかったです。
そして、なんといっても素晴らしかったのはお店にみえるお客様が皆さま笑顔だったこと!
女将さんの人徳か、どの方も本当に楽しそうでした。ピンクの暖簾の内側のお店全体に、幸せで素敵な空気が漂っているかのようでした。
私も少しはお力になれるのかとドキドキでした。色々勉強もさせていただきました。
今お着物はなかなか難しい時代を迎えていますが、それでもこんなにお着物を愛されている方々がいらっしゃるのだと確信しました。
女将さんから、『銀座の個展の練習だと思って』とお誘いをいただいた事を本当に感謝しています。秀やの皆さま、こんな機会を与えていただいてどうもありがとうございました。
そして、この豊かで美しい衣装をわずかながらですが支えていける幸せを感じています。
日本刺繍作家:石原 英(Hanabusa Ishihara)