あっという間に個展まで３週間を切ってしまいました。

案内状のDM、ディスプレイ什器の確認、立て看板の準備、芳名帳の用意などなどなど.......。

作品制作以外に心を砕かなければならないことがたくさんたくさん！

そんな中、オーダーしていた額装がまたひとつ仕上がってきました。

タイトルは『トワイライト』

日の出前や日没後のおぼろげな薄明かり状態をいいます。

作品のトワイライトは黄昏ではなく、私はこれから何かが始まる黎明、と捉えています。

そんな時に空に飛行船があったらどんなでしょう。飛行船からはどんな風に世界が見えるのでしょうか。

NHKで世界の日の出を太陽と一緒に追いかけながら見る、という番組を見たことがあります。

地球は太陽の周りを回っているのですから、次々と時間が経つにつれ、色々な国で太陽が昇ります。それを追いかけながら各国の日の出を見る、というものでした。

あ〜、地球って本当に丸くて地続きなんだなあ、太陽ってどの国で見ても美しいなあ〜、と当たり前ですが、しみじみ思いました。

この作品を作ったのは番組を見る前ですが、作品を見ているとその時の感情が生き生きと蘇ってきます。

作品の中の飛行船に乗って世界の夜明けを追いかけてみたいなあ。

そして、それができる平和な世界であってほしいです。

で、これは日本刺繍ではありませんね〜。

私の以前の作品でオートクチュール刺繍です。

今回日本刺繍がもちろんメインですが、私の辿った道のりとして、こういった作品も展示します。　　

額縁屋のご主人が、引き取りに行った私に、「どうです。かっこいいでしょ。」と満面の笑みで渡してくれました╰(*´︶`*)╯♡

ほんと、想像以上にかっこいい！

ディスプレイ計画をバッチリ練る事がこれからの仕事になります。

日本刺繍作家：石原 英（Hanabusa Ishihara）